Q:私には「絵心」がありません。どうすれば作品に絵が描けますか?
A:陶芸の場合は、上手な絵は描かなくてもいいですよ。
「絵心」とは「絵の心得」のことですね。
陶芸の場合は、上手な絵は描かなくてもいいですよ。
「絵描きが描いたやきものの絵はつまらない」と言われます。
その理由は、絵付けの段階で完成してしまっているから。
1230~1250度になる窯の中で焼かれると、釉薬が化学反応します。
「窯に絵を描かせる」と言うように、一本引いただけの線でも、濃淡が出たり、流れたりして、変化に富んだ色と質感の宇宙が現れます。
上手な絵を描こうとしないで、自分が描いた絵を窯がどんなふうにアレンジしてくれるか、楽しんでみてはいかがでしょう。