Q:陶芸を始めたいのですが、手びねりと電動ロクロ、どちらから始めるのが良いでしょうか?
A:どちらでもかまいません。ですが、少しだけ知っておいてほしいことがあります。
電動ロクロで作りたいものができるようになるには時間がかかります。
ですから、初めから「カフェオレ用のマグカップ」が作りたいんです」というオーダーに答えるのはむずかしい。
まずは湯飲みを作ることから始めます。湯飲みはロクロの基本です。
3か月ほどは湯飲みに挑戦してください。
湯飲みができれば何でも作れます。口を広げればお茶碗、もっと広げればお皿。
胴を膨らませれば壺・・・と自由自在です。
ロクロはその前に座った時間だけ、確実に上手になります。
自分が上手になってゆくのを実感できるのが、電動ロクロの醍醐味かもしれません。
手びねりは、最初から実用のものが作れます。
ひとつひとつ、手の中でいつくしみながら作り上げてゆく感じです。
手に取ったときの重さなども、作りながら調整できます。
機械づくりではないので、丸い形のものも、ふんわりした柔らかい調子のものに仕上がります。
手びねりと電動ロクロ。
自分がどちらが向いているかを知るには、両方やってみて楽しいほうを選びましょう。
津田沼陶芸教室では、両方やっている会員も多いですよ。