釉掛けなどで出る少量の釉薬は、こうして処理する!

溜めておいて本焼きする!

下水に流さず、溜めておいて、最後は本焼きします。

ヒシャクやボウルに付いた釉薬を、そのまま下水に流すのは、環境面からためらわれます。
そこで、僕がやっている方法を紹介います。

釉薬を使ったヒシャクや、スポンジを洗った水を洗いオケに溜めておきます。

釉薬が沈殿したらヘラで鉢(本焼きしたもの)に移します。
数日で釉薬は乾燥します。

釉掛け作業のたびに繰り返して、釉薬があるていどの量になったら、その鉢を本焼きします。

この鉢は何度でも使えます。
釉薬が溢れそうになったら、最後は「セトモノ」の回収日にゴミとして出します。

これは僕のオリジナルではなく、益子の陶芸家、吉川水城さん(故人)に教わった方法です。
粘土という自然からの贈り物で楽しむ陶芸だから、環境を汚さないことに気を配りたい。