Q:「菊練り(きくねり)」は、何のためにするのでしょう?

A:菊練りの目的は、粘土の中の空気を追い出すこと。

粘土に気泡が入ったままでロクロを挽くと、薄い部分ができて失敗します。

さらに、素焼きしたときに破裂して、まわりの器にも被害が出ます。
そんなことを防ぐための練り方で、パン屋さんでも同じ方法で空気を抜いているそうです。
陶芸初心者でやたらと菊練りが上手な人がいたら、もしかしてパン屋さんかも。

「菊練り三年」と言われる技なので、最初はうまくできなくて当たり前です。