Q:お茶碗の底の厚さが7ミリ。高台を付けるのはムリ?

A:高台を削り出すのはムリですが、「付け高台」という手がありますよ。

高台を削り出すなら、お茶碗の底の厚さが10ミリ以上必要です。
それ以下だったら、「付け高台」にしましょう。

お茶碗の内側の形を確認しながら、底の厚さ6ミリまで削ります。
ふだん高台を削り出す、その高台部分がない状態にします。

ヒモ作りで、やや細めのヒモ(鉛筆くらいの太さ)を作ります。
高台が乗る位置を決めて、水をつけた櫛(くし)でひっかいて、ドベを作ります。

その上に、輪にしたヒモをのせます。
厚めのタタラ板でたたいて、高台を平らにします。
ヘラで高台の外と内を整えます。

手持ち(手に持った感覚)の良いお茶碗をつくるには、思いどおりの重さにしやすい「付け高台」がお勧めです。

撮影協力:短期集中レッスン受講 MNさん