Q:コンプレッサーで釉掛けしたあと注意することは?

A:中指の指紋がある部分で、やさしく均(なら)しましょう。

コンプレッサーで施釉すると、釉薬が少しずつ降り積もるように掛かります。
彫りの文様などがある場合は、溝に釉薬が入っていないことがあります。

また、素焼き作品が水分を吸ったときにできた気泡が、釉薬の下に残っていることもあります。
プクッとふくらんでいて、釉ハゲの原因にもなります。

中指の指紋がある部分で、釉薬のかかった部分をやさしく、ていねいに均します。
擦り傷に薬を塗りこむように、渦を巻いて擦り込むと、溝にも釉薬が入ります。

※写真は、彫り文様(つわぶき)に石灰透明釉を掛けた作品。
 ていねいに10分ほど掛けて擦りこみました。