Q:ロクロの天板を濡らしてから粘土を載せたのに滑るのは、なぜ?

A:天板を水で濡らすから、粘土が滑るんです!

粘土玉をロクロの上でツルツル滑らせている会員を目撃しました。
「貼りつかせるには水が要ると思ったんですよ」とのこと。

ちょっとびっくりしましたが、水で貼りつけようとした気持ちは、分かるような気もしました。

水をつけると、天板と粘土のあいだに水の被膜ができるために滑ります。
クルマと道路のあいだに水があることでタイヤが滑る「ハイドロ・プレーン現象」というのがありますが、まさにあの現象が起きます。

アルミの天板には、決して水は付けないでください。
木の板の場合や、カメ板を使うときは、濡れた手拭でさっとひと拭き。
少し湿らせてから、粘土玉を載せましょう。