Q:白化粧(しろげしょう)って何ですか?

A:粘土の表面をカバーして、白色に装飾する技法のことです。

鉄分を多く含む赤粘土に施すことが多いですが、白粘土に使っても白のグラデーションが美しく仕上がります。

原料は、「カオリン」「白絵土(しろえど)」「陶石」「長石」など。
釉薬のように水を加えて液状にしたもの(泥漿でいしょう)を、ヒシャクで掛けたり、ハケで塗ったりします。

「生化粧(なまげしょう)」は、素焼き前の作品に使用するもので、原料に「ガイロ目」などの粘土を加えます。
「素焼き化粧」は、素焼き後に使用し、粘土類は加えません。

写真のように白化粧をヒシャクで流しがけしたものは、「粉引(こびき)」とも呼ばれます。