Q:粘土をブレンドすることがあるそうですが、何のために?
A:粘土の特性を生かしながら、欠点を補うためにブレンドします。
たとえば僕の場合「信楽の赤すいひ粘土」で作った作品が歪みやすいので、耐火度の高い「白すいひ粘土」を10%加えて変形しにくいようにしています。
またフチがひび割れしやすい粘土(いわゆるサクイ土)には、粘りのある粘土を30%加えて欠点を補うようにしています。
コーヒー豆やウイルキーのブレンドと同じだと思いますが、大事なのは元の粘土の良さを生かしたまま、欠点を補うブレンドにすることです。