Q:芯出し(土殺し)で粘土がブレます。どうすればいい?
A:芯出しで粘土がぶれたとき、安定させようとすればするほどブレてしまう人が多いですね。
1、右手は手で押すのではなくて、肩で押す。
2、手の位置は、右手がやや手前。その対角線上に左手を置く。
3、両手は指先まで粘土を包み込むこと。
芯出しで粘土がぶれたとき、安定させようとすればするほどブレてしまう人が多いですね。
私は上のアドバイスをしています。
1は、押し相撲の腕の形を想像してください。
手で押すというより、肩で押す感じ。
少ない力で粘土を抑え込むことができます。
2は、肩で押すとき、いちばん力が伝わる位置です。
粘土に力を加えるのは、右手の手のひらの左下部分
※力不足の女性の場合は、右手の肱(ひじ)を脇腹に当てて、上半身の力を掛けて押すとラクです。
3は、粘土を手の中で(中心で)回転させるため。
左手は指先まで粘土に触れていること。
右手は左手の指の上に重ねる。
※言葉ではなかなか説明しにくいのですが、手指を安定させることや、ムダなく力を粘土に伝えること。
これらの先人の工夫は、工学的、力学的にもじつに合理的です。
(まさにロボット工学だなぁ、なんて感動することもたびたびです)
そんなこともアタマの片隅におくと、ロクロの上達も早いでしょうね。