Q:陶芸を始めたら、食器洗いのとき割らなくなったのはナゼ?

A:器の持ち方や、扱いに慣れるからでしょうね。

削ったり、釉薬を掛けたりするときなど、器をしっかり持つコツが、知らないうちに身に付くからだと思います。

CMプランナーの時代に仕事をさせていただいた、お豆腐懐石のチェーン店の社長さんからうかがった話です。
全店で1年間に割れる食器の数が、1店舗を出店するときの器に匹敵していたそうです。
 
社長さんは一計を案じ、研修所に窯をつくり、社員に陶芸をやらせました。
割れる食器の数が目に見えて減ったそうで、「器への愛着に目覚めてくれたんでしょう。ぞんざいな扱いをしなくなりました」とのことでした。

器を持つコツだけでなくて、そんな、精神的な理由もあるのでしょうね。