Q:食器が汚れないようコーティングできませんか?

A:「食器用止水剤(しすいざい)」として売られている「液体セラミック」を使いましょう。

陶器は水がしみ込むため、気をつけていても高台部分が汚れたり、カビで黒くなったりしがちです。

また貫入(釉薬の小さなヒビ)からも水が浸入して薄汚れたり、白化粧にシミが出たりします。
(「器が育つ」といい美しい表現もあります)

これらを防ぐには、「液体セラミック」を使います。
仕様書どおりに水で薄めてから、釉薬の掛かっていない高台にハケや筆で塗ったり、器を丸ごと浸したり、中に注いだり。

商品名は「フリップコート」、または「CP-X」「CP-M6」など。

塗っても貫入は消えず、ヒビの様子は楽しめます。

塗ったままにすると、釉薬の上に少し白く残るので、湿らせた布でこすり取ります。
24時間経ったら水洗いOKです。

花器の水漏れにも効果的です。
※陶器の撥水剤として「シリコン」が販売されていますが、これは有機溶剤(トルエン)が含まれているため食器には使わないほうが良いと言われます。
 シリコンは、食器以外の花器などに使いましょう。