アクセサリーなど、裏にも釉薬を掛けた小物はこうして焼く!
穴があるならアルミナ棒を使う!
アルミナ棒に作品を吊るして焼きます。
物干しざおに洗濯ものを干すようにして・・・焼きます。
1、陶芸材料の店で「アルミナ棒」を購入します。
※長さ130ミリで、直径1、2、3ミリ、があります。5本セットで¥1500くらい。
2、童仙坊(どせんぼう)という道具土で、支えにするものを2個作ります。
※上部中央に溝をつけておきます。
3、アクセサリーのアナに、細筆で撥水剤(スペーター)を塗ったのちに、釉薬を掛ける。
4、アクセサリーの穴にアルミナ棒を通して、アルミナ棒の両端を2個の支えに載せる。
そのまま窯に入れて本焼きします。
こんな細い線が、1250度になる窯の中で曲がりもせずに耐え切って出てくるのには感動します。
アルミナ棒のほかに、カンタル線(窯の電熱線に使われるもの)を使ってもOKです。
それにしても・・・・
こういう工夫を知ると、何とか全面に釉薬を掛けたものを無傷で焼き上げたい!
という執念が感じられてうれしくなります。