Q:初心者の参考になる本で、おすすめは?

A:僕(林)が読んで、ためになったり役に立った本を紹介します。休刊などのものは、ネットで手に入ります。

1、技法についての入門書としては

・「季刊 つくる陶磁郎」入澤企画制作事務所編 双葉社
 ※作家の技法を、そこまで公開するの!?と驚くほど教えてくれました。
  創刊号から休刊まで12年にわたってエッセイを連載させていただきました。
  美しく志を感じさせる素晴らしい雑誌でした。

・「季刊 陶工房」誠文堂新光社
 ※上記「つくる陶磁郎」のライバル誌。
  先日久しぶりに手に取ったら、なかなか意欲的な内容で、見た目もキレイな写真を多用した雑誌に変身していて、思わず購入した。
  2013年秋にリニューアルしたそうです。

・「絵付けで楽しい陶芸」などの、「○○で楽しい陶芸」シリーズ 視覚デザイン研究所
 ※線を引きまくり、ページがバラバラになるまで読みました。

・「陶芸入門コツのコツ」望月集 著 NHK出版
 ※陶芸はなんでもありだし、楽しいなと思わせてくれる。

・「電動ロクロとことんマスター」野田耕一 著  誠文堂新光社
 ※職人技だったロクロ技術を、じつに理論的に教えてくれる。

・「やきものづくり100の失敗」「つくる陶磁郎」編集部・編 双葉社
 ※「あるある!」思い当たる失敗に、小山耕一さんなど30人が解決策!

・「陶芸の伝統技法」大西政太郎 著 理工学社
 ※高価で分厚い本ですが、僕は陶芸を始めてすぐに4回読みました。
  陶芸とはどういうものかが、大づかみできたように思います。


2、陶芸の歴史と現代の課題については

・「日本陶磁の一万二千年」 矢部良明 著 平凡社

・「現代陶芸の造形思考」 金子賢治 著 阿部出版


3、陶芸エッセイ(広告です!)

・「週末陶芸のすすめ」林寧彦 著 文春文庫プラス
 (単行本は、同タイトルで晶文社から)
 ※趣味として陶芸教室に通い始めてから5年後に、日本伝統工芸展に初入選するまでの涙と笑いの奮闘記。

 ★アマゾン FUMさんのレビュー (ちょっとうれしかったので、こちらに転載!)
  「陶器好きが高じて陶芸教室に通い始めたところ、すっかり魅了されていて、こちらの本に出会いました。
  作者ののめりこんで行く様子が自分のことのように感じられ、その奮闘ぶりも含めて楽しく読ませてもらいました。
  これから陶芸を始めようと思っている方、陶芸を始めたばかりの方、陶芸歴のある方にも楽しく読めるおすすめです。」