Q:作品に入れる絵は、どうすれば集まりますか?
A:昔の陶器や漆の皿、そのほか蒔絵や水墨画、俳画などから、自分が気に入った絵をスケッチしておきます。
津田沼陶芸教室にも、染付皿などからデザインをもらって図案帳を作っている会員がいます。
絵のマネですが、自分が気に入った絵を集めているのですから、それは彼女の立派なオリジナル・コレクションです。
また、絵をスケッチすることでセンスが養われて、オリジナル作品も描けるようになりますよ。
僕がお勧めしたいもう一つは、花や草をスケッチしておくこと。
いくつも咲いている花の中から、自分が「この花、きれいだな」と感じる花を描きます。
その佇まいをきれいと感じるのは、あなたの感性です。
そうして「私の好きな紫ツユクサ」、「私の好きな木槿(むくげ)」など、絵の素材を増やしていきましょう。
陶器に入れる絵を描くための作業ですが、自分にとっての美しいものを確認するという、とても豊かな世界への入口にもなります。