Q:足のある板皿をそのまま焼いたら歪みそう。どうする?
A:「目立て(めたて)」をして、下から支えましょう。
タタラで作った板皿に足を付けたものなどは、焼成中に歪みが出やすいですね。
「目立て」をして、下から支えてやりましょう。
「目立て」の材料は「童仙坊(どせんぼう)」という道具土。
粉末で売られていて、水を加えて粘土状にします。
「目立て」は、今回は、テトラポットのような形(高さ1.5センチくらい)に作りました。
三角おにぎりの形から、角を伸ばしてやるとできます。
皿の下がりそうな部分、いちばん低くなっている中央部の下。
真ん中の下と、両端に近い部分の下に置きます。
※「目立て」は、器の底に付けないで、少しだけ離してやります。
ぴったり付けると、逆に下から突き上げたように膨らみます。
※この写真はイメージです(笑)。
実際は、皿に釉薬を掛けたあとで、「目立て」は棚板の上に置きます。
焼きあがると、皿の底に「目立て」がくっつきます。
でも、大丈夫。
道具土はもろいので、もぎ取るようにすればかんたんに取れます。
4本足があるので、別の足を頂点にすれば、計4回使えます!
取った跡は、ドリルサンダーなどできれいにします。