Q:釉薬が泡立って焼きあがった作品があります。どうして?

A:釉薬が泡立つ(ブクが出る)のには、いくつも原因があります。主なものを3つ挙げます。

※ブク=焼きあがった作品の表面にできる、泡立ったあとのようなデコボコ。

ブクができる原因

1、焼成時間が足りなかった。
  不純物が抜けきらないうちに火を止めてしまった。

2、釉薬が厚く掛かりすぎて、不純物が抜けきらなかった。

3、温度が高すぎて、煮えた(沸騰)状態になった。

温度が高くても低くてもブクが出るのでやっかいですが
よく見れば、釉薬が良く溶けているか、生焼け状態かで判断できますよ。

※写真は、黄瀬戸釉。
 厚く掛け過ぎたのと、焼成時間が足りなかったのがブクの原因です。