/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:粘土は、どのようにしてできたんですか? A:粘土のもとは、墓石などでもなじみのある花崗岩(かこうがん)です。 花崗岩が、風化や熱水作用などによって分解されて、残った細かな微粒子の集合体。それが粘土です。カオリナイトなどの珪酸アルミが主成分。(岩石中の雲母などは […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:陶器と磁器は、どうちがうのでしょう? A:違いは材料です。 陶器は粘土で作ります。磁器は陶石という石の粉が材料です。ですから陶器は「土もの」、磁器は「石もの」と言われます。 見分け方としては、指ではじいてみると陶器はポコポコと鈍い音がしますが、磁器はビンピン […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:粘土で作った作品は焼くと縮むと聞きました。どのくらい小さくなるのでしょう? A:粘土の乾燥時+本焼きの両方で⇒13%から16%縮小(約15%小さくなると覚えてください)。 形成した粘土の作品は、乾燥すると小さくなります。 それを素焼き(800℃くらいで焼く)」)しますが、素焼きでは小さくなりませ […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:白粘土と赤粘土では、焼き上がりがどう違うんですか? A:上に透明の釉薬を掛けて焼くと、白粘土は白っぽく焼きあがります。赤粘土は焼き方によって茶色や、クレイになります。 粘土に鉄分が多いのが赤粘土、少ないのが白粘土です。そのほか粒子の細かさ、荒らさによっても焼き上がりの表情 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:土(粘土)に触るのに手がしっとりするのはなぜ? A:土(粘土)に触っているのに、ガーデニングなどと違って手荒れしにくいですね。 作業が終わったあとは、むしろしっとり。女性会員が「手の甲で作業したいくらいです」と冗談を言うほどです。 粘土の中には空気がないために、微生物 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:粘土どうしをくっつけるには、接着剤は何を使うんですか? A:粘土を水で溶いたペースト状のもので「どべ」とか「ぬた」と呼ぶものを使います。 強力な接着力で、乾いたあとムリに剥がそうとすると、接着面ではないところが剥がれてしまうくらいです。
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:「荒練り(あらねり)」は、何のためにするのでしょう? A:粘土に固い部分と柔らかすぎる部分があると扱いにくいために、質を均一にするための練り方が「荒練り」です。 ゴツゴツした感じの粘土が、キメの揃った、まろやかな質感に変わります。 じっさいの練り方は、YouTubeなどの動 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:「菊練り(きくねり)」は、何のためにするのでしょう? A:菊練りの目的は、粘土の中の空気を追い出すこと。 粘土に気泡が入ったままでロクロを挽くと、薄い部分ができて失敗します。 さらに、素焼きしたときに破裂して、まわりの器にも被害が出ます。そんなことを防ぐための練り方で、パン […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:柔らかすぎる粘土を適当な固さにする方法は? A:木製の土練り台(作業台)で荒練り(あらねり)してください。 荒練りは、粘土の質を均一にする練り方です。木製の台が湿り気を吸収してくれて適当な固さになります。 吸収しきれないほど水分を含んだ柔らかい粘土は、石膏(せっこ […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:柔らかすぎる粘土を適当な固さにする方法は? その2 A:時間があるなら「逆Uの字」乾燥です。 石膏ボードで荒練りするのが手っ取り早いですが、時間があるなら粘土を逆Uの字にして、自然乾燥させる手もあります。 適当な固さになったら荒練り、菊練りしましょう。