Q:底の粘土がすごく厚い場合、ロクロの削りで注意することは?
A:表面は削り頃になっても、中はまだ乾いていないので、二度に分けて削ります。
ロクロで挽いた湯飲みなどを切り糸で切るとき、失敗してすごく厚く粘土を残してしまった。
そうした作品を削るときは2回に分けて削ります。
底に当たる場所の外側に針で線を入れます。
底の厚さ7ミリ、高台の高さ3ミリとすると、合わせて10ミリ。
底に当たる線から10ミリのところに線を入れます。
先ずは、ここまで削りました。
1時間ほど経てば、さっき削り出した面も「削りごろ」になります。
特に水簸(すいひ)粘土は、柔らかい状態で削ると、乾燥時に底が切れやすいので注意!
適度に乾燥していれば、削り作業には粘土を締める(密度を高めて丈夫にする)効果もあります。
※写真は、体験レッスンを受講された方の作品です。