/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:皿と鉢(はち)の違いを教えて! A:一般的には、深めのくぼみを持つものが鉢。くぼみが浅いものを皿と呼びます。 作る側から言うと、ロクロで筒状に挽いて、縁を倒してゆけば鉢の出来上がり。さらに倒すと皿になります。ただ、「どこまで倒したものが皿だ」という定義 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:壺と甕(かめ)の違いを教えて! A:違いを定義した人はいますが、陶芸の世界では「壺」が一般的に使われます。 どちらも胴が膨らんだ容器のことですが、「首の直径が、口か胴の3分の2以上のものが甕、以下を壺」という、人類学の先生が定義した有名な説がありますが […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:腰痛を防ぐ椅子などありますか? A:バランスチェアという椅子なら長時間の作業も正しい姿勢が保てます。 ノルウェーのデザイナーグループが開発した椅子で、座ると自然に正しい姿勢になり、背筋がまっすぐに伸びます。 僕(林)も工房用と書斎用に2脚を持っています […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:「三島(みしま)」というのは、どんな技法ですか? A:白化粧を象嵌して模様にする技法です。 室町時代の末に朝鮮半島から魅力的な茶碗が入ってきました。紛青紗器(ふんせいさき)と呼ばれるものです。象嵌(ぞうがん)、粉引(こびき)、掻き落とし、刷毛目など、様々な技法が施されて […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:「陶芸」を英語で言うと何ですか? A:セラミックアート(ceramic art)です。 私の教室は外壁に「TSDANUMA CERAMIC ART STUDIO」とペイントしています。陶芸を「pottary」という人もいますが、これは「ポットなどの陶器を […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:「陶芸」という言葉は、昔からあったんですか? A:出版物に「陶芸」という文字が載った最初は昭和9年のこと、と言われています。 「陶芸」という言葉を作る作業に参加した一人が加藤唐九郎さん(1898~1985年)。 氏は瀬戸の陶芸家・陶磁史研究家で、織部、黄瀬戸、志野に […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □陶芸全般 Q:初心者の参考になる本で、おすすめは? A:僕(林)が読んで、ためになったり役に立った本を紹介します。休刊などのものは、ネットで手に入ります。 1、技法についての入門書としては ・「季刊 つくる陶磁郎」入澤企画制作事務所編 双葉社 ※作家の技法を、そこまで公開 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:粘土は、どのようにしてできたんですか? A:粘土のもとは、墓石などでもなじみのある花崗岩(かこうがん)です。 花崗岩が、風化や熱水作用などによって分解されて、残った細かな微粒子の集合体。それが粘土です。カオリナイトなどの珪酸アルミが主成分。(岩石中の雲母などは […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:陶器と磁器は、どうちがうのでしょう? A:違いは材料です。 陶器は粘土で作ります。磁器は陶石という石の粉が材料です。ですから陶器は「土もの」、磁器は「石もの」と言われます。 見分け方としては、指ではじいてみると陶器はポコポコと鈍い音がしますが、磁器はビンピン […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □粘土 Q:粘土で作った作品は焼くと縮むと聞きました。どのくらい小さくなるのでしょう? A:粘土の乾燥時+本焼きの両方で⇒13%から16%縮小(約15%小さくなると覚えてください)。 形成した粘土の作品は、乾燥すると小さくなります。 それを素焼き(800℃くらいで焼く)」)しますが、素焼きでは小さくなりませ […]