/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:「釉薬は底まで良くかき回して!」と先生が言うのはなぜ? A:釉薬の成分には重いものや軽いものが含まれています。底の方には重いもの、上の方には軽いものが沈殿しています。 釉薬のかき混ぜ方が足りないと、軽いものだけを掛けることになります。 あとから使う人は、重い成分が多い調合にな […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:焼いたあと、釉薬にひびが出るものと出ないものがあるのはどうして? A:釉薬のほうが収縮率が大きいと、貫入が出ます。 釉薬に出るひびのことを貫入(かんにゅう)といいます。釉薬は焼くと溶けて、温度が下がると固まります。そのときに収縮します。粘土も収縮します。釉薬と粘土の収縮率がほぼ同じなら […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:釉薬が素焼きの表面にくっつくのはどうして? A:水を含んだ釉薬が掛かると、その水分を急速に吸収するため、素焼きの表面に釉薬が残ります。 「接着剤が入っているんですか?」と聞かれたことがあります。釉薬には接着剤は入っていません。 素焼きされた粘土は多孔質(穴のたくさ […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:釉薬を自分で調合してみたいのですが、教室で焼いてもらえますか? A:垂れて棚板を汚したりするため、教室では歓迎されないでしょうね。 津田沼陶芸教室では、熱心な会員のために以下のようなルールのものに、焼いてあげることにしています。(ただし、あくまでもテストです。テストでOKと判断できた […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:私には「絵心」がありません。どうすれば作品に絵が描けますか? A:陶芸の場合は、上手な絵は描かなくてもいいですよ。 「絵心」とは「絵の心得」のことですね。陶芸の場合は、上手な絵は描かなくてもいいですよ。「絵描きが描いたやきものの絵はつまらない」と言われます。その理由は、絵付けの段階 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:作品に入れる絵は、どうすれば集まりますか? A:昔の陶器や漆の皿、そのほか蒔絵や水墨画、俳画などから、自分が気に入った絵をスケッチしておきます。 津田沼陶芸教室にも、染付皿などからデザインをもらって図案帳を作っている会員がいます。絵のマネですが、自分が気に入った絵 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:自分で作ったお皿に「ドラえもん」を描くと、問題がありますか? A:ドラえもんでも、ミッキーマウスでもなんでも描いてください。 著作権のことを気にされていると思いますが、できたものを販売するのでなければ問題ありません。 モナリザを模写して、自分の部屋に飾っても罰されないのと同じです。 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:釉薬を掛けたあと、ガラス片をのせて焼いたらどうなりますか? A:キレイに発色しますよ。 たとえば透明釉を掛けた皿に色ガラスをのせて本焼きすると、器のくぼみに溶けた色ガラスが溜まって美しく発色します。 色ガラスの周囲にガラスと釉薬が混ざった部分ができて、その外側はふつうに釉薬がかか […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:ある本に、「1250度、12時間焼成」とありました。高温でそんなに長く焼くんですか? A:12時間かけて1250度まで温度を上げるということです。 1250度で12時間焼き続けるという意味ではありません。じつは私も自分の窯を持つまでは、高温で長時間焼き続けるのかと思っていました。
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:釉薬を掛けたあとの小さな穴や釉だれは、そのまま焼いても大丈夫? A:灰を使った釉薬ならそれほど気にしなくてもかまいません。 石灰を使ったものや、灰の入っていないものは、痕がそのまま残りやすいので修正しておきましょう。 空気の抜けた小さな穴は、指先でなでて消します。釉だれ(釉薬の垂れた […]