/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:焼き方には「酸化」と「還元」があるそうですが、どう違うんですか? A:「酸化焼成」は酸素をたくさん取り入れながら焼く焼き方です。「還元焼成」は、酸素不足の状態で焼く焼き方です。 伝統的な登り窯などでは、「酸化焼成」は炎ぼーぼー、「還元焼成」は煙もくもくの焼き方になります。ガス窯では、空 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:作品を本焼したら歪(ゆが)んでしまったのはどうして? A:重さに耐え切れず歪むことがあります。 本焼きで最高温度になったときには、窯の中の作品は粘土をこねて作ったときよりも柔らかくなっています。ですから、重さに耐え切れず歪むことがあります。 でも、人から見れば歪んだ姿でも、 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:釉薬がムラになって焼けたのに、先生が「いいね!」というのはどうして? A:釉薬がムラに掛かったために、焼き上がりに変化が出て面白みのある作品になったからです。 作った人にとって予想外のものが上がってきたとき、「思っていたのと違う、ダメだ!」と思うか、「思っていたのと違うから、面白い!」と思 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:釉薬が泡立って焼きあがった作品があります。どうして? A:釉薬が泡立つ(ブクが出る)のには、いくつも原因があります。主なものを3つ挙げます。 ※ブク=焼きあがった作品の表面にできる、泡立ったあとのようなデコボコ。 ブクができる原因 1、焼成時間が足りなかった。 不純物が抜 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:焼きあがった作品の釉薬が泡立っていました。なんとかなる? A:もう一度焼いてやればキレイになることが期待できます。 二度焼きすると、釉薬が溶けすぎることもありますが、気に入った作品の場合は、二度焼きにチャレンジしてみる価値はありそうです。
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:電気やガスの窯があるそうですが、作品に違いが出ますか? A:雰囲気が少し違いますね。 窯には電気、ガス、灯油、薪(まき)などを使うものがあります。 薪の窯の代表は、登り窯ですね。作品に灰が掛かって溶けたような効果を狙うのでなければ、ガス窯で焼いたものと区別がつきません。どちら […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:焼きあがった作品の表面に小さなヒビが入っています。大丈夫? A:釉薬に入った小さなヒビを「貫入(かんにゅう)」と言います。割れたりしませんから大丈夫です。 溶けた釉薬は冷えて固まるときに縮みます。胎土(たいど/粘土の素地))も縮みます。収縮率がほぼ同じならヒビはできません。 […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:本焼きすると、素焼きのときより重くなりますか? A:素焼きより少しだけ重くなります。 素焼きした作品に釉薬を掛けて本焼きしますから、釉薬の重さ分だけ重くなります。でもその重さは、釉薬から水分を除いた重量です。 本焼きすると作品が焼け締まって小さくなるために、素焼きのと […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:電気の窯を焚くとき、途中までフタを開けておくのはナゼ? A:窯の外に水分を逃がしてやるためです。 釉薬を掛けたときに器にしみ込んだ水分や、分子として存在するH2O(エイチ・ツー・オー)が蒸発してなくなるのは、530℃前後と言われています。 スタート時には窯のフタを10㎝くらい […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □本焼き Q:本焼きには酸化と還元のほかに、「中性」もあるそうですが、ほんと? A:炎ボーボーの焼き方が「酸化焼成」、煙モクモクが「還元焼成」と書きましたが、中間の「中性焼成」というのもあります。 電気の窯では、電熱線で温度を上げます。炎のない焼き方で、「中性」と言われます。 ガス窯でも「中性焼成」 […]