/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □削り・乾燥・加飾 Q:半乾燥した粘土には、何を使って下書きする? A:インクや朱墨(しゅぼく)で描きます。素焼きすれば消えます。 たとえば、線彫りをするとき、いきなり彫るのは勇気がいります。そんなときは、あたりをつけるために下書きをしましょう。 インク(青、黒、赤)や朱墨などで、細筆を […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:素焼きは何のためにするんですか? A:釉薬(うわぐすり)を掛けるときに、壊れないようにするためです。 素焼きは800度から850度で焼きます。そうすることで粘土の性質が変わって、水につけても壊れなくなります。本焼き(1250度くらい)するともっと固くなっ […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:素焼きしたあとでは、どのくらい小さくなりますか? A:素焼きでは小さくなりません。 粘土で形をつくった作品は、乾燥させると約10%縮みます。素焼きでは小さくなりませんが、本焼きで約5%縮みます(「焼け締まる」と言います」)。 ですから完成した時には、粘土でつくったときの […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:素焼きのときと焼きあがりでは、どちらが重いですか? A:素焼きよりも焼き上がりは少し重くなります。 素焼きの重さ+釉薬の重さ(乾燥時)=焼き上がりの重さです。つまり素焼きよりも少し重くなります。 ただ、本焼きすると一回り小さくなるために、思ったよりも重く感じることがありま […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:素焼きで破裂することがあるって本当? 原因は? A:2つの原因が考えられます。 1、粘土に空気が入っていたため。2、温度を早く上げ過ぎたために、水分が一気に水蒸気になって破裂した。 1、の空気の混入を防ぐには粘土を練るときや、形をつくるときには細心の注意を払ってくださ […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:素焼きした作品のデコボコは、サンドペーパーで直せますか? A:時間がもったいないです。 時間をかければ平らにできなくはないですし、たとえば湯飲みの口を整えることもできます。でも、時間とサンドペーパーがもったいないです。 粘土が半乾燥の時点なら、カンナやナイフ、スポンジなどでかん […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □素焼き Q:焼くとき、途中まで窯のフタを開けておくのはナゼ? A:粘土や釉薬に含まれている水分を窯の外に逃がすためです。 素焼きや本焼きをするとき、昇温の途中まではフタを少し開けておきます。粘土や釉薬に含まれている水分を窯の外に逃がすためです。 最初から閉めきった状態で焼くと、窯の […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:「釉薬は底まで良くかき回して!」と先生が言うのはなぜ? A:釉薬の成分には重いものや軽いものが含まれています。底の方には重いもの、上の方には軽いものが沈殿しています。 釉薬のかき混ぜ方が足りないと、軽いものだけを掛けることになります。 あとから使う人は、重い成分が多い調合にな […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:焼いたあと、釉薬にひびが出るものと出ないものがあるのはどうして? A:釉薬のほうが収縮率が大きいと、貫入が出ます。 釉薬に出るひびのことを貫入(かんにゅう)といいます。釉薬は焼くと溶けて、温度が下がると固まります。そのときに収縮します。粘土も収縮します。釉薬と粘土の収縮率がほぼ同じなら […]
/ 最終更新日時 : Hayashi Yasuhiko □絵付け・釉薬 Q:釉薬が素焼きの表面にくっつくのはどうして? A:水を含んだ釉薬が掛かると、その水分を急速に吸収するため、素焼きの表面に釉薬が残ります。 「接着剤が入っているんですか?」と聞かれたことがあります。釉薬には接着剤は入っていません。 素焼きされた粘土は多孔質(穴のたくさ […]